スマブラSPファイター・マルス　技の性能や原作となったゲームは？

大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALは、スマブラシリーズの第五作目に当たり、歴代シリーズに登場したファイターが全員参戦するという夢のようなゲームです。発売から一年が過ぎた 2019年 11月時点でもダウンロードコンテンツが制作中で、どんな新ファイターが参戦するのかと世界中のゲーマー達が熱狂し続けています。さて、ここではスマブラシリーズに長年登場し続けているファイター・マルスについて、技の強さや原作ゲームを含め改めておさらいしてみましょう。

マルスとは？

マルスは、任天堂のファイアーエムブレムシリーズから参戦している剣士です。

現在のスマブラには多くの剣士ファイターが参戦していますが、マルスはリンクと並んで古くから参戦し続けている古参剣士でもあります。

また、スマブラシリーズでは第二作目の「大乱闘スマッシュブラザーズDX 」から参戦し、ファイアーエムブレムシリーズのファイターでは第一号となります。

マリオやカービィ・ピカチュウといったファイターに比べるとマルスは頭身の高いファイターで、リンク達と同じくリアル調なイケメンキャラだと言えるでしょう。

マルスの原作ゲームは？

マルスが初登場したのは、1990年 4月 20日にファミリーコンピュータ用ソフトとして発売された「ファイアーエムブレム　暗黒竜と光の剣」です。

同作品は、ファイアーエムブレムシリーズの記念すべき第一作でもあります。

マルスは、アカネイア大陸のアリティア王国の王子であり主人公として登場します。

ドルーア帝国の侵略によって国を占領され、マルスが立ち上がるところから物語が始まるのです。

また、続編に当たる「ファイアーエムブレム　紋章の謎」（スーパーファミコン用ソフト 1994年 1月 21日発売）にも主人公として登場しています。

マルスの使用技

スマブラSPには、ゼルダの伝説・ファイアーエムブレム・パルテナの鏡などさまざまなシリーズから剣士ファイターが参戦しており、その数は 10体を軽く超えています。

その中で、開発者曰くマルスの特徴は「流麗な剣質」。

流れるような剣さばきをイメージして設計されたマルスは、剣の先端で攻撃するほど高いダメージを与えられるファイターなのです。

特にスマッシュ攻撃が剣の先端で決まったときの威力は、クッパやデデデ大王などの重量級ファイターのスマッシュ攻撃の威力に匹敵するほどです。

また、ダッシュのスピードも優秀なのですが、実はマルスの歩行速度は全ファイター中トップクラスなのです。

剣を使ったリーチの長い攻撃に加えてスピードにも優れているため、相手との間合いを調整しながら一方的にダメージを与えることも可能な強キャラでもあります。

初めてスマブラSPをプレイする方でもある程度勝ちを計算できるため、初心者にもおすすめなファイターだと言えるでしょう。

一方で、復帰技として使えるのが上必殺技の「ドルフィンスラッシュ」だけで、上昇距離もあまり大きくありません。

また、横方向への移動距離も少ないため、画面の端まで吹っ飛ばされると復帰が非常に困難になってしまうという弱点もあるのです。

マルスのステージ＋音楽

マルスのステージは「攻城戦」。

「暗黒竜と光の剣」や「紋章の謎」に登場するだけではなく、ファイアーエムブレムシリーズ全般で城を攻め落とす場面が出てきます。

そのため、マルス専用のステージというよりは、ファイアーエムブレムシリーズを象徴するステージと言った方が良いでしょう。

音楽では、暗黒竜と光の剣および紋章の謎から 9曲がセレクトされています。

中でも「ストーリー 5出会い」はスマブラDXのときから採用されている音楽で、原作をプレイしたことがなくてもスマブラファンなら知っている名曲だと言えるでしょう。

シリーズの価値観を決定付けた初代主人公

マルスは、ファイアーエムブレムシリーズにおける記念すべき初代主人公です。

原作では、好戦的ではない優しい性格で、大勢の人々に慕われる青年として描かれています。

ファイアーエムブレムシリーズでは、味方キャラクターを戦わせることで職業（クラス）を上位職へとレベルアップさせ、強くするのが魅力です。

ところが、マルスは上位職へとレベルアップさせることができないため、あんまり強いキャラクターではないのです。

そのため、味方全員でサポートしながら攻略を目指すという、手強いシミュレーションRPGの伝統を作り上げたキャラクターとしても有名なんですね。