スマブラSP新キャラ・キングクルール　技の強さと原作ゲームは？

大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALでは、新たなファイターも多数登場して今や 80体に迫ろうかという勢いです。マリオやリンク、ピカチュウといった主人公キャラが人気なのは言うまでもありませんが、悪役キャラの魅力も乱闘を面白くするために欠かせない要素ですよね。ここでは、スマブラSPに出演している悪役キャラの一人「キングクルール」のファイターとしての強さや、元になったゲームについて見ていきます。

キングクルールとは？

キングクルールは、ドンキーコングシリーズに登場する悪役キャラクターです。

パンパンに太ったワニの怪物で、ワニのギャング達で構成される「クレムリン軍団」の総帥の座に君臨しています。

ドンキーコングファミリーとは並々ならぬ因縁があり、バナナを食べて穏やかに暮らしているサル達をたびたび襲撃してメチャクチャにして行く厄介な存在です。

スマブラでは、クッパ・デデデ大王・ガノンドロフ・リドリーらと共に「スマブラヴィランズ（悪役）」に所属しています。

ヴィランズは性質上、ヒーローよりも力が上に設定されるのが常です。

キングクルールもまた、そのパンパンに太った見た目同様に、重量級のドンキーコングよりも更に重いパワーファイターとなっているのです。

キングクルールの登場作品

キングクルールが初めて登場したのは、1994年 11月 26日にスーパーファミコン用ソフトとして発売された「スーパードンキーコング」です。

バナナ泥棒軍団であるクレムリン軍団のトップとして、ドンキーコングアイランドを襲撃しました。

本作ではラストボスとして、ドンキーコング達の挑戦を待ち構えています。

また、「スーパードンキーコング2」と「スーパードンキーコング3 」には、それぞれキャプテンクルールとバロンクルールがラストボスとして登場します。

旧レア社の公式サイトには同一人物であると説明されていたものの、スマブラDXと Xのフィギュア名鑑ではキングクルールの兄弟だと紹介されました。

ところが、スマブラSPではキャプテンハットやバロンクルールのローターを取り出して戦うため、やっぱり同一人物なのかもしれませんね（笑）。

キングクルールの使用技

キングクルールは重量級ファイターで攻撃力がとても強いですが、移動速度も速いです。

また、上必殺技はステージの一番下から天井付近まで移動できる超優秀な技なので復帰力も抜群に高いと言えるでしょう。

最後の切り札では、「ドンキーコング64 」に登場した超兵器「ブラストマティック砲」をぶちかまします。

ドンキーコングアイランドを壊滅させるために発明した超兵器をファイター一人に対して使うあたりは、さすが悪役と言うにふさわしい残虐ぶりだと言えるでしょう。

初心者でも扱いやすいキングクルールですが、縦にも横にも大きくて体重が重いため、相手のコンボにハマりやすいという弱点もあります。コンボから抜け出すのが下手なので、捕まってしまうと一方的にダメージを溜められてしまうでしょう。

キングクルールのステージ＋音楽

キングクルールには、固有のステージは用意されていません。

ドンキーコング、ディディーコングと共同で「コンゴジャングル」「いかだと滝」「ジャングルガーデン」がホームステージとなります。

音楽では、キングクルール専用の BGMとして有名な「 THE PIRATE SHIP 」や「けっせん！キャプテンクルール」が用意されています。

特に「 THE PIRATE SHIP 」は、「チャラララララッラッラッ」というイントロが流れただけで、ドンキーコングファンなら思わずニヤリとしてしまうでしょう。

約 10年振りのゲーム復帰

キングクルールはドンキーコングの宿敵として強烈なインパクトのある人気キャラクターとして有名ですよね。

ところが、今回のスマブラSPに出演するまで約 10年間もゲームに出演していなかったことをご存知でしょうか？

というのも、ドンキーコングシリーズを開発していたレア社がマイクロソフトに売却されて以降シリーズの開発ペースが大幅に遅くなり、久々に発売された「ドンキーコングリターンズ」でも出番が無かったのです。

最後に出演したゲームも 2008年 6月 19日に Wii用ソフトとして発売された「スーパーマリオスタジアム　ファミリーベースボール」で、それ以降 10年間日の目を見ることがありませんでした。

今回スマブラに参戦することが発表されたムービーでは、ドンキーとディディーが自宅でくつろいでいるときに突然地響きを立てながら参上しました。

国内海外のゲーマー達が、地響きが鳴った時点で「クルール！」「 K・ROOL!! 」と叫ぶなど、彼の参戦は全世界が待ちわびていたのです。